この腕を切って
求めていたのは希望

(でもそれは偽りの光)


この腕を切って
求めていたのは絶望

(それは不幸な甘い蜜)


絶望と僅かな希望
その狭間で揺れながら
僕は自分の不幸に酔っていた

(でもそれは本当に?)

嗚呼、一体なにが真実か
嗚呼、一体なにが偽りか

(答えを求めてはいないけど)


僕は甘い甘い血を舐めて
沈む思考に身をゆだねた
最後に見た光景は


僕の腕から流れ出す体液が
紅く赤く、セカイを染める